会社の健康診断とは?黒字でもお金が残らない原因と確認すべき5つの数字

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会社の健康診断とは?黒字でもお金が残らない原因と確認すべき5つの数字

人が定期的に健康診断を受けるように、会社にも数字を使った健康診断が必要です。売上や利益だけでは、会社の本当の状態を判断できないことがあります。

先に結論から。会社の健康診断では、決算書の利益だけでなく、粗利益、固定費、借入金の返済額、預金残高、今後の資金繰りを確認します。「なぜかお金が減っている」という感覚を数字に変えることで、社長が今取り組むべき課題が見えてきます。

会社の健康診断とは?

会社の健康診断とは、決算書や試算表、借入金の返済予定、預金残高などを確認し、会社が安定して事業を続けられる状態かを点検することです。

単に黒字か赤字かを見るだけではありません。利益が出る仕組みになっているか、借入金を無理なく返済できるか、数か月先の支払いに必要な現金が残るかまで確認します。

確認すべき5つの数字

確認する数字分かること注意したい変化
売上高会社の仕事量や販売規模売上が増えているのに現金が減っている
粗利益・粗利益率商品や仕事から実際に残る利益原材料高や値引きで利益率が低下している
固定費売上にかかわらず毎月必要な経費人件費や家賃などが利益に対して重い
借入金の年間返済額利益から返済できる水準か利益は出ていても返済後に現金が残らない
月末の預金残高会社がすぐに使える手元資金毎月少しずつ残高が減っている

複数の店舗や事業がある場合は、全社合計だけでなく、店舗別・事業別・商品別に分けて見ることも重要です。忙しく売上を作っていても、利益がほとんど残っていない部門が隠れていることがあります。

黒字なのにお金がないのはなぜ?

決算書で利益が出ていても、利益と現金の動きは同じではありません。売掛金や在庫が増えれば、売上や利益が計上されていても現金はまだ会社に入っていません。また、借入金の元金返済は経費にならないため、利益が出ていても返済によって預金が減ることがあります。

  • 売上代金の回収より、仕入代金の支払いが先になっている
  • 売上増加に伴って売掛金や在庫が増えている
  • 借入金の返済額が、会社が生み出す利益に対して大きい
  • 設備投資や税金の支払いでまとまった現金が出ている
  • 粗利益率が低下し、売上が増えても利益が残りにくい

この状態を確認するには、損益計算書だけでなく、資金繰り表と借入金返済予定表を一緒に見る必要があります。

会社から出ている危険信号

  • 売上はあるのに、月末の支払いが毎回不安になる
  • 納税や賞与の時期になると資金が足りなくなる
  • 短期の借入れを繰り返して資金をつないでいる
  • 原材料が値上がりしているのに、販売価格を変えられていない
  • どの商品・店舗・取引先が利益を生んでいるか分からない
  • 借入金が何年で返済できるのか把握できていない
  • 試算表や資金繰り表を数か月確認していない

一つ当てはまっただけで会社が危険という意味ではありません。ただし、複数当てはまる場合や、預金残高の減少が続いている場合は、早めに数字を整理することをおすすめします。

早期経営改善計画が会社の健康診断になる理由

Vアップ事業(早期経営改善計画策定支援事業)では、過去の数字を分析するだけでなく、将来の損益計画、資金繰り、具体的なアクションプランを作成します。

「このまま進むと半年後や1年後にどうなるか」を数字で確認できるため、資金が不足する前に、値上げ、仕入条件の見直し、在庫削減、販路開拓、借換えの相談などを検討できます。

一定の要件を満たす場合、認定支援機関へ支払う専門家費用の3分の2について、定められた上限額まで支援を受けられます。計画作成後も伴走支援を行い、計画と実績の差を定期的に確認します。

健康診断の後に取り組むこと

会社の健康診断は、悪い部分を見つけて終わりではありません。課題の大きさと改善効果を見ながら、優先順位を付けて行動します。

  • 粗利益が不足している:値上げ、商品構成、仕入価格、外注費を見直す
  • 固定費が重い:費用の削減だけでなく、その費用が売上につながっているかを確認する
  • 在庫が多い:長期間動いていない在庫を把握し、発注方法を見直す
  • 返済負担が重い:資金繰りを作り、借換えなどを金融機関へ相談する
  • 販路が限られている:EC、紹介先、取引先候補など新しい販売経路を検討する

すべてを同時に変えるのではなく、効果が見込める項目から実行し、毎月の数字で結果を確かめます。

Plowが現場で大切にしていること

決算書を見て「黒字です」「赤字です」と伝えるだけでは、会社の健康診断として十分ではありません。社長が感じている「この仕事は忙しい割にお金が残らない」「売上は増えたのに資金繰りが楽にならない」という感覚を、実際の数字で確かめることが大切です。

Plow株式会社では、会社全体の数字だけでなく、事業別や商品別の採算、借入返済、今後の資金繰りまで確認し、社長が実行できる改善策へ落とし込みます。

会社の健康診断についてよくある質問

決算書が黒字なら会社の経営は安全ですか?

黒字だけで安全とは判断できません。売掛金や在庫の増加、借入金の元金返済などによって、利益が出ていても手元の現金が減る場合があります。預金残高と資金繰りも併せて確認する必要があります。

会社の健康診断には何が必要ですか?

直近の決算書、最新の試算表、借入金返済予定表、預金残高、売掛金・買掛金・在庫の明細などを使います。店舗や事業が複数ある場合は、部門別の売上や経費も確認します。

資金繰りは何か月先まで確認すればよいですか?

まずは今後12か月の資金繰りを月ごとに作ると、納税、賞与、借入返済などを含めた資金の変化を確認しやすくなります。状況に応じて、さらに先の見通しも作成します。

赤字になる前でも相談できますか?

相談できます。まだ通常どおり支払いと返済ができている段階の方が、値上げ、販路開拓、経費の見直し、借換えなど、検討できる選択肢を多く残せます。

会社の健康診断をすると融資を受けやすくなりますか?

健康診断や計画策定によって融資が保証されることはありません。ただし、会社の現状、資金の使い道、返済見通し、改善策を整理することで、金融機関へ具体的に説明できるようになります。融資の可否は金融機関等の審査によって決まります。

大阪の認定支援機関 Plow株式会社

Plow株式会社は、大阪の中小企業・小規模事業者を対象に経営改善を支援する認定経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107827001712)です。

会社の健康診断、早期経営改善計画、資金繰り表、融資・借換えの検討、返済負担の見直し、金融機関への説明、計画作成後の経営コーチングまで、会社の実情に即した支援を行っています。

※本記事は2026年9月時点の公表情報に基づいています。Vアップ事業は早期経営改善計画の策定等を支援する制度であり、融資、借換え、返済条件の変更を保証するものではありません。制度内容や対象条件は変更される場合があるため、申請時に最新情報をご確認ください。

会社の健康診断・資金繰りのご相談

「黒字なのにお金が残らない」「借入金の返済が重い」と感じたら、会社の数字を一緒に整理します。

Plow株式会社へ相談する

参考:大阪府中小企業活性化協議会中小企業基盤整備機構

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